CHN50Pmica,CHN40Pmica近日発売!

2018年オントモムックとして発売されたOM-MF5から始まり、2019年はOM-MF519、2020年はOM-MF4と3年連続Markaudioユニットを採用したにも関わらず、大好評のムックシリーズ。CHN50、CHN519、CHN40とMarkaudio商品として一般販売された後でも、注文が絶えない人気商品となっております。(CHN50は販売終了)

メタル・メタル・メタル・ペーパー

2022年のOM-MF4micaは、Markaudio初のマイカ混沙ペーパーコーンを搭載したモデルとなり、従来のアルミマグネシウム合金のメタルコーンとは一味違う反応の速さ、艶やかな中高域が魅力的で、ムックの販売が終了した後もユニットは手に入れられないのかと多くのお問い合わせがある大人気商品です。

ついに、近々Markaudio商品として一般販売が決定しました!OM-MF4micaはCHN40Pmicaとして、そしてCHN50のエンジンをベースに、マイカ混沙ペーパーコーンを搭載したCHN50Pmicaが各販売店にて発売されます。

CHN50Pmica
CHN40Pmica

CHN50Pmicaは9月中旬、CHN40Pmicaは11月頃発売予定です。

CHN50Pmicaを搭載したTozziOne
CHN40Pを搭載したmicroNC4(左:スプルース、右:ウォールナット&スプルース)

同じくマイカ混沙ペーパーコーンを搭載したCHP90micaは、NC9kitと共に大ヒットしました。CHN50P/40Pmicaはさらに軽量の振動板を搭載しており、ともに1g台のMmsで極めて立ち上がりの早いスピーディーなサウンドです。弦の擦れる音や、ピアノのタッチの付帯音など非常に繊細な描写ができますので、3~6リットル程度の箱で豊かな低音を出すリスニング用途としても、microNC4などのコンパクトな箱に装着し本格的なBGMスピーカーとしてお使いいただいても、どちらも良さを実感していただけると思います。

近々各販売店にて取り扱いが始まると思いますので、是非ご検討ください!

ラインアレイスピーカー完成!

皆さんこんにちは、スガノです。

MJオーディオフェスティバルにお越しいただいた皆様、灼熱の中わざわざお越しいただきありがとうございました。久しぶりの開催ということで、弊社にはみなさまにお聞かせしたい製品がたまっておりキツキツのスケジュールとなってしまいました。次回はもう少し余裕をもって、みなさまと交流できるような時間も設けたいと思います。

今回は「ユーヴェ工房」代表野上さんと一緒にイベントを行いました。

さて、初めてラインアレイスピーカーの話をブログに上げてから何度朝日を迎えたことでしょうか。MJオーディオフェスティバルでは発表させていただきましたが、やっとラインアレイスピーカーが完成しました。

ラインアレイスピーカーは、ライブ会場や講演会場など大音量で遠くに音を届けるために使われることが多いスピーカーです。縦にユニットを隣接して並べることで線音源となり、上下方向の指向性を狭め天井や床からの反射音を低減したり、通常の点音源のスピーカーと比較して2倍遠くまで音が届くというのがラインアレイのメリットです。また単純に振動板面積が大きくなることで大音量が出せるというメリットもあります。

ヒビノ株式会社HP https://marketing.hibino.co.jp/jblpro/3918.htmlより

一方弊社が考えるラインアレイのメリットは、線音源による映画館のような独特の音場感、また1個1個の振動板が軽く、振幅が減ることによる歪の低減・微細音の再現力にあると考えています。まぁ、これは上で紹介した本来のラインアレイのメリットを違う視点で捉えたようなものですが、あくまで弊社としては大音量でドカーン!という使い方ではなく、マークオーディオユニットの繊細さを大いに活かした使い方だよ、と強調したい所存であります。

縦に長くてすみません

上の画像は以前のコイズミ無線試聴会での写真ですが、この時は箱の補強が弱く、側板がワンワン鳴いていました。それはそれで迫力のある音でしたが、弊社のNature CollectionやNCキットと比較するにはまだ及ばない出来でした。

バイオリンなどの楽器に用いられる、「魂柱」はご存じですか?バイオリンの表板と裏板を繋げる唯一の構造で、表板の響きを裏板に伝えることで豊かな響きをもたらすものです。魂の柱と書くくらいですから、聞いた話では1mm取り付ける位置が違うだけで音がまるで変ってくるそうです。職人の世界は凄いですね。

f字孔から覗く魂柱

楽器の生音再生を大事にする弊社の音作りにおいて、魂柱を使うことでラインアレイの側板を補強しつつ木の響きを持たせようと考え、実行に至りました。

既に板は接着してしまったので、ユニットの取付穴から棒を入れ側板に突っ張るように固定し、手の入らないところはトンカチでコンコンと奥に移動させました。たしかに!コンコンと奥に移動させるにつれて、トンカチから箱に伝わる振動による音が変わっていきます。さすがにミリ単位の調節はできませんが、突っ張る位置によって音が大きく変わりました。最終的に側板の中央より少し前側、正面から13cmほど奥の位置に4本魂柱を固定し、補強作業は終了しました。

側板をノックすると、以前は「コワーン」と響いていた音が「コン」と収束の早い音に変化しています。全面をガチガチに固定しているわけではないので、赤松の軽やかで粘りのある響きを残しつつ引き締まった低域にすることができました。(やっと人前に出しても恥ずかしくないスピーカーになった・・・と妙な親心を感じたりします)

青線:総合周波数特性 オレンジ線:ユニットの特性 灰線:ダクトの特性

上にf特を示しました。このラインアレイを聴いたことがある方は、図の低域の落ち込みに「えっ?」と思うのではないでしょうか。私は思いました。聴感上では十分低域は出ていて50Hzくらいまでフラットに出てるように感じます。

1kHz以上は1m離れた地点で測定しており、高域の干渉シミュレーションとも概ね一致しているので正しい測定になっているはずですが、1kHz以下はニアフィールド測定のデータをソフト上で合成したもの(疑似無響室測定)なので、もしかしたらラインアレイの様にユニットやダクトが数多く隣接しているようなスピーカーでは正しく測定できないのかもしれません。もしくは、測定は正確にできているが、床に近い位置のダクトや縦方向の半波長共鳴が低域の量感や迫力を出しているのかもしれません。

1m地点でのシミュレーション
5m地点でのシミュレーション

あくまでVituixCAD2というソフトでのシミュレーションですが、5m離れたところで聴けば20kHz以下において高域の干渉による大きな凹凸は無くなります。「ラインアレイを聴くときは部屋を明るくして離れて聴いてね」ということでした。

以上、ラインアレイ開発記をお送りしました。商品化は未定ですが、もしラインアレイを作りたいと少しでも思ったなら是非やってみてください。一般的な家庭の広さなら4発縦に並べただけでも充分ラインアレイの効果を実感できますし、やはりラインアレイにしか出せない音が確かにあります。

では、また。

飯田有抄さんとYou Tube!MicroNC4

7月16日のMJオーディオフェスティバル2023では沢山の皆様にご来場頂き本当にありがとうございました。
灼熱の体温越えの悪天候にも負けず16:30頃までずっと立ち見がでるほどの盛況でした。

ところで、過日撮影した飯田有紗さんとの動画がアップされました。私が良い音ですよって言うと何だかバイアスがかかってるなと疑われますが、有紗さんが『本当に良い音』って言ってくれると真実味があっていいですね!

イベントでも力説しましたが、この動画で伝えたい小宇宙のサウンドは生活の中で聴くにはベスト。仕事を、家事をしながら押しつけがましいオーディオは向きません。その意味ではこのサイズが本当にフィットしますし。リビングをオーディオルームにしてしまうような真似はせず、Wife Acceptance Factorバッチリですよね。

本気オーディオとは別にご検討ください。可愛い娘さんに『パパ!いい音!やばい何これ!』って言われたら嬉しいでしょ。

MJオーディオフェスティバルのデモンストレーションのスケジュールです。

7月16日は11:00~18:00 皆さんお時間を作って是非お出かけ下さい。

追記:NC7v2とNC5Hを当日各一台限定で10%オフにて販売いたします!

大人気モデルをお安く入手できるチャンスです。ぜひご検討ください。

MJオーディオフェスティバル特別セール品(追加しました)7月16日(日)損保会館501号室

皆さん久しぶりのオーディオイベントに参加します。
前回のコイズミ無線のイベントで実施したNC10のプロトタイプやNC11、NC7の比較試聴など
沢山の企画を考えています。

501号室は47研究所と新しく最近共同で活動をはじめたユーべ工房と合同で参加します。

メインスケジュールの詳細は近いうちにこちらを更新しますが、とりあえず特別セールを公開しておきます。

また、NC7v2とNC5Hを当日限定で各1台限り10%オフにて販売いたします!

Mark Fenlonが2020年

Mark Fenlonが2020年に来日した時にイベント用にサインを頂いたものです。3年間のコロナ禍で隠し持っていました。Alpair5v3Gold/Greyが各1ぺあ!それに
Pluvia7HDGoldが1ペアでおしまいです。
これは定価販売です。
懐かしのNC5です。かなり音質を練ったモデルですので、常連のお客様が先日中古品を購入されて、音が良すぎて他のスピーカーを聞かなくなったと言っていますが…どうですか(本当ですよ!しかもアダプターでCHN519を装着して鳴らしてです。)

私のお勧めです。本当に必要な帯域を本当に良い音で再生することの心地よさを良く感じます。いちばん長い間聴いてます
仕事や家事をしながらリビングに置くにはブルートゥース+PT70+Toppingでとても心地よいですよ。

Cesti MBはSotaシリーズでコスパ最高のモデルです。
ウェーブガイドが美しい。White、Red各1ペアのみです。

その他では、NC9Kitのバッフルサイドパネル等訳アリをばら売りします一枚500円~2000円約一万円でワンペアのカット木材が手に入ります

イベント・来客を終えての感想

みなさんこんにちは、スガノです。

6/25のイベントにお越し下さったみなさん、ありがとうござました。その前のイベントでは雨のせいで少人数でしたが、今回は裏でOTOTENがあったにも関わらず累計20人ほどのお客様に足を運んでいただけました。むしろOTOTENくらいの大きなイベントがある日にあやかって開催した方が、ついでに来てくれる方も多いのでは?などと社長と話していました。

今回はベージュのスピーカーが多め

今回のイベントではNC7kit、NC10オークバーチVer試作モデルを目玉として出しました。NC10試作モデルはまだ開発段階ながら十分バランスの取れている音でしたが、MAOP10の実力を考えるともう少し低域を伸ばせるかな~と課題点が見えました。一方NC7kitは良い鳴りっぷりで、特にAlpair7MSを取り付けたときの繊細さ・抑揚加減がピカイチに発揮されていました。

Markaudioの10cmユニットを試聴会で鳴らすとなると、どうしてもMAOP7になってしまいます。特に最近はNC7v2が大人気だったので、これまでAlpair7MSの良さを十分にお伝えできていなかったかもしれません。

柔和な赤松の木目に、ネガティブキャンバーコーンが光ります。

試聴会では最初Pluvia7HDをNC7kitに装着して鳴らしていましたが、途中でAlpair7MSに変えるとお客様のリアクションがまるで変りました。私はスピーカーの裏で聴いていましたが、それでも分かるのは7MSの静寂感です。ディスプレイ業界では「黒の表現は液晶よりプラズマ!」なんて言ったりしますが、ダンパーありとダンパーなしの違いはそれと似ていると思います。陳腐な表現をするなら、HDR(ハイダイナミックレンジ)という感じですね。

ダンパーもなければ磁性流体もない、そんなフルレンジスピーカーがこの世にいくつあるでしょうか。

ダンパーが無いことにより、ボイスコイルからの振動が振動板にダイレクトに伝わり、微細な振動のニュアンスをスポイルしません。またダンパーからの2次放射もないため、音像の定位と音場の広がり感も向上します。一番分かりやすいのは広い会場で録音されたクラシックの残響音でしょうか。楽器や拍手の立ち上がりの早さ、そして消えゆく音の存在感、是非一度聴いていただきたいです。

比較として出した以上、Pluvia7HDが良くないユニットと伝わってしまわないか不安ですが、どちらも優秀なユニットですよ!ただMarkaudioの神髄であるダンパーレスの良さを、皆さんに今一度伝えたいと思った所存です。

イベントの翌日には2名の来客がありました。どちらも長年Markaudioのファンとして付き合いのある方で、今回は自作したスピーカーを聴かせていただけるとのことでした。

NC9kitをトールボーイに改造!これぞ自作の楽しみですよね。

一通り弊社のスピーカーを聴いていただいた後、Aさん自作のスピーカーが運び込まれてきました。一目見て思わず「ウホッ」とエネゴリ君のような鳴き声を発してしまうくらい、自作人間に刺さるものでした。なぜなら私が丹精込めて製造したNC9kitが、何cmも成長して帰ってきたのですから。

Aさん曰く、NC9kitの底板に穴を開けその下に箱を延長できるようにしたそうです。私も大学生の頃同じような機構を作ったことがありますが、ここまでの大きさとなると脱帽です。音はその大きさのとおりゆったり雄大で、上の2つのポートを塞ぐとズシッと重心の低いダブルバスレフにもなります。箱の構造を切り替えて聴けるというのはなかなか自作でないとできないことです。密閉型やバックロードなどもっとバリエーションがあるようですが、当日は全部聞くことはできませんでした。ここまでNC9kitを活用していただけたら製造者冥利に尽きます!そして自作スピーカーに明け暮れていたころのマインドを呼び覚ましてくれたような気もします。

もし他の製品でもこんな活用してるよ!という方がいましたらメールでお知らせください。励みになります。

写真では暗く映ってしまっている真ん中のバックロードも聞かせていただきました。私はバックロードの音はあまり好きじゃないというか、嫌いではないにしろ3ペア普通のスピーカーを持っていたら次の1ペアはバックロード、くらいの割合でいいなぁと思う人間なのですが、Aさんのバックロードはとても良く聞こえました。

長岡鉄男さんのD-1をコンパクトにした内部構造らしく、音道が短いせいかホーン臭さがあまりありません。インピーダンス特性を測ってみたらほとんどダブルバスレフのような特性だったので、もしかしたらバックロードというよりはバスレフ的な共鳴が多かったのかなと感じました。いやぁ、こうしていろいろなタイプのスピーカーが聴けるのは幸せですし、何より勉強になります。

コイズミ無線さんではNC7kitの取り扱いを開始しております。(以下販売ページURL)

https://shop.koizumi-musen.com/?pid=175378247

NC9kit同様、凹凸加工が施してあり初心者から玄人まで、高精度で高強度な箱が作れます。前回のイベントから1週間足らずで第1ロットが売り切れてしまったとのことなので、7月中旬までに増産しておきます。ぜひお買い求めください!

ではまた。

6月24日(土)1:00 コイズミ無線 でイベント開催!

  • 新製品NC10v2用試作機の試聴

    生産完了したベストセラーNC10を国産オークをバッフルに北欧バーチのサイドパネルとのコンビで登場します。
    MAOP10‗v2とセットでりリーゾナブルな価格でさらに最高級音質を維持する事が目標です。
    先週試作機が完成しました。


  • リビングにさりげなくおいて音楽を楽しむシステム

リビングに素敵なオブジェの様にオーディオ装置をさり気なく置ける小さな本格派アンプMicro47を開発しました。専用電源PT70EIを使用して小さくて可愛いアンプですが、音質は本格的です。MicroNC4など色々なスピーカーでで聞いて見ましょう。

長野県の木材オブジェの女性職人が製作したボディーが素敵です。

  • NC7キットの試聴
    7月発売開始予定のNC7キットの試聴です。Alpair7MS, Pluvia7HD,を使用します。
    大好評のNC9Kitの発売後ワンサイズ小さいドライバーのキットが欲しいとの要望を各方面から頂戴しました。その後要望に応えて赤松集成材のKit第2弾を発売します。
  • 愛聴CDをお持ちください!
    NC7v2、NC11v2(現在第4ロット製造中)を使用して皆さんが持ち寄った『名曲CD・良い音楽』を最高の環境で聴きましょう。是非日頃愛聴するCDをお持ち下さい。
  • NC9の試作バッフルをなど板材をお譲りします。

7月15日MJオーディオフェア様に用意している特売品NC9キットの訳アリ品を一部放出します半額以下でユニットの落とし込みなどがされた部材で、わずかな寸法ずれでQC落ちしたものですので自作に自身のある方にはとてもお得です。

皆さんお時間を作って是非ご来場ください!お待ちしています。

小型中華アンプ with PT70EI

みなさんこんにちは、スガノです。

(ラインアレイは目下調整中です。もし楽しみにしている方がいたら大変申し訳ありません・・・)

MarkAudioファンのみなさんはどんなアンプでスピーカーを鳴らしていますか?真空管の暖かなサウンドも良いし、トランジスタのソリッドな音色も魅力的ですよね。

MarkAudioのドライバーは非常に敏感なため、アンプの性能が如実に表れます。アンプ選びが楽しくなったという方もいれば、逆にアンプ沼にハマってしまった方もいるのではないでしょうか。弊社では長らく、PT70/140EIを製作しているケネスさんが手巻きした電源トランス・出力トランスと300Bを使った大型の真空管アンプがリファレンスとして活躍していますが、ここ数年は小型のD級アンプがかなり性能を上げてきており無視できない状況です。

ケネスさん製作300Bアンプ。トランスがめちゃくちゃ重い!

最近、弊社ではWAF(Women/Wife Acceptance Factor:女性(妻)受容係数)を意識したスピーカーやシステムがないといけないのではないか、という考えがあります。いくら音が良くても、「スピーカー」という「謎のデカい箱」がリビングにあると、なかなか奥様に受け入れてもらえないという家庭が周りにも散見されます。

私もこの事案に遭遇しており、結婚祝いとして友達に自作したスピーカーをプレゼントしたのですが、奥さんが帰って来るや否や「かわいくない!」と一蹴されてしまいました。(その後音を聴いてもらってからは多少受け入れてくれたようでしたが・・・)

つまり何が言いたいかというと、ただでさえオーディオ人口が減っていく中で、新たにオーディオを始めようとしている方が部屋に置きやすい(女性に喜ばれるような)本格的なスピーカーシステムがあるべきだ、ということです。

そういう考えのもと、microNC4が生まれました。片手で持てるサイズ感ながら、減衰特性に優れるスプルース無垢材を全面に使用し自然な木の響きを持った、Nature Collectionシリーズの本格的な小型スピーカーです。バッフルと天板に米松(ピーラー)を使用したStereo特別モデルもあり、どちらもあられ組みのデザインがかわいらしい静かな人気商品です。

Stereo2月号で紹介していただきました!是非ご一読ください。

昨年、「今年買ってよかったオーディオ製品」としてYoutubeでNC7v2コンビネーションモデルを動画で取り上げていただいた飯田有抄さんが、Stereo2月号にてmicroNC4ピーラーモデルの紹介記事を書いてくれました。「非常にコンパクトなのに、そこから鳴り響く音のパワフルなことといったら、正直とても驚いた。」と評していただいています。詳しくはStereo2月号をお読みください。

写真にもあるように、microNC4はオントモムックに付属しているLuxmanのアンプと並べるたときにマッチするようなデザインになっており、Luxmanのアンプの優秀さもあってこのセットは高評価をいただいています。ただ、このLuxmanアンプには入力系統がアナログ入力しかなく少々不便なので、Bluetoothやデジタル入力のついた質の良い小型アンプはないかということでコイズミ無線で物色していました。

横置きでも統一感のあるデザインです。(試作品なので多少デザインが異なります)

TOPPINGというアンプメーカーをご存じですか?中国の広州市に拠点を置く企業で2008年創業の比較的新しいメーカーです。私は個人的にMX5やLA90という製品を買って自宅で使っているのですが、コンパクトな筐体に様々な機能が備わっていて、品質が良くて価格もリーズナブル。なにより音色が非常にニュートラルでクセがなく、一昔前の中華アンプとは一線を画すクオリティです。弊社試聴室ではE50というDACを使っており、47研究所のCDプレイヤーに負けず劣らない解像度で、AmazonMusicなどPCから音楽を再生する際に活躍しています。

この間MX3sという新製品を事務所で聴く機会がありました。MX3sはアナログ入力からUSB入力、BlueTooth入力まであり、さらにはサブウーファープリアウトもついています。まさにオールインワン。

DACやヘッドホンアンプも手掛けていて、海外でも高評価のようです。

しかし、小型化の宿命か低価格化のシワ寄せか、電源にはスイッチング電源が使われています。しかたないというか、あたりまえというか、これだけ本体に力を入れていたら電源に予算は裂けないですよね。とあるメーカーで設計をされていた方は、「アンプは電源が一番大事なのに、予算は一番後回しにされる。」と言っていました。そのなかでもTOPPING製品のスイッチング電源にはパワフルなものが採用されていますが、やはり中高域のチリチリ感・カリカリ感が拭えません。

そこでトランス電源の出番です。PT70EIは発売から数年が経ちますが、未だに注文が途絶えない大人気商品です。MX3sにPT70EIを接続して鳴らしたところ、それはそれは見違えるような音が聞こえてきました。スイッチング電源時のチリチリ感は無くなり、滑らかで繊細な音に変化します。またダイナミックレンジが広がり、背景の静寂感が蘇りました。NC11のような大きなスピーカーでも難なく駆動してくれます。

PT70EIを電源に使用したTOPPING MX3s。27000円とは思えない音質です。

※PT70EIの出力電圧は12~24Vなのですが、MX3sは電源電圧が26VのためPT70EIの出力電圧を26Vにして動作させています。26Vでも問題なく動作しますので、もしご希望であれば各取扱店での注文時にその旨をお伝えください。

MX3sにはDAC機能も付いているので、手持ちのポータブルプレイヤー(DAP)からUSB接続で音楽を再生してみました。DAPからアナログ出力でアンプに入力したときより数段きめ細やかで、奥行きのある音場感です。もちろんスマホやPCからもデジタル接続でき、デスクトップで使うにはもってこいですね。

そうそう、元はmicroNC4に合う良い感じのアンプを探していた・・・という話でした。いつのまにかTOPPINGの広告記事みたいになってしまいましたが、別にお金とかは受け取っていませんよ!素直にオススメできるアンプです。

机の上に置いた感じ。CDジャケットと比較するとコンパクトさがより際立ちます。

長くなってしまいましたが、今回のブログで伝えたいのは「PT70EI・小型アンプ・microNC4のコンパクトなシステムで、家族団らんのリビングに上質な音楽を流してみませんか?」ということです。PT70EI/PT140EIは先週海外から入荷したばかりなので、多少在庫には余裕があります!アンプの性能を100%引き出す手巻きのリニアトランス電源を、是非お手元に。。。(microNC4もお忘れなく!)

↓コイズミ無線

https://www.koizumi-musen.com/pickup/sqr_230413_fidelitem_luxman/sqr_230413_fidelitem_luxman_1.php

https://www.koizumi-musen.com/pickup/sqr_230119_nc4/sqr_230119_nc4_1.php

↓オントモショップ(26Vの取り扱いはございません)

https://ontomo-shop.com/?mode=srh&cid=&keyword=PT70

https://ontomo-shop.com/?pid=172286036

ではまた。

IT400EIが1台入荷!お早めに!

久しぶりにアイソレーショントランス:IT400EIが1台入荷しました。

めったに製造できないので、ご購入をお考えの方は早めに取扱店にご注文ください!

机の上に置くと存在感がスゴイ

アイソレーショントランスとは、簡単に言うと「家庭用の電源とオーディオ用の電源を分離する物」です。

家庭用コンセントには様々な機器(蛍光灯やテレビ、電子レンジから冷蔵庫まで)が繋がれており、それらひとつひとつがノイズを出しています。もっというと、電柱についている柱上トランスからは近隣の各家庭に電線が引き込まれているため、他の家からのノイズも乗っかってしまいます。

電源に乗っかったノイズはオーディオ機器に影響を及ぼし、音質を悪化させてしまいます。家庭用電源とオーディオ機器の間にこのアイソレーショントランスを挟むことで、ノイズのない純粋な電力を機器に供給できます。

最近のご購入者の方からは、以下のようなレビューをいただきました。

「トランスなしでも素晴らしかったWC11ウォールナットですが、さらに台風一過の青空のようにスッキリと澄み渡り、音が元気に飛び跳ねます。」

コイズミ無線では貸出サービスも行っていますので、いきなり購入するのは心配だという方はレンタルから始めるのもひとつの手です。

この機会に純粋なオーディオ専用電源をGETしませんか??

4月8日(土)午後コイズミ無線でイベントを開催します。お時間のある方ご来場をお待ちしております。


何時も沢山の方のご来場有難うございました。
今月もイベントを開催します。

(1)PT140EI 5~12仕様初公開発売以来手巻きトランス電源として、大ベストセラーを博しているPTシリーズに
PT140EIの待望の5~12Vモデルが誕生致しました。
ネットワークオーディオの主流である電圧帯域5~12Vをカバーし、トランスの出力タップを12V,5Vとしてレギュレータの発熱を抑えた上にレギュレータを並列使用する事で、4Aを常時使用するハブやルータにも使用できる様に使用を変更しました。
48時間4Aストレステストでほんのりと暖かい程度です。

この電圧は小型DACラズパイオーディオ等にも使用することができるので、今までお断りしていた定電流使用機器への使い方が可能になります!!

PT140EI 5~12Vを使用した時としていない時の音の違いがわかるように

スイッチャーを用いて聴き比べも致します!もし確認したいと言う方は会場にお持ちください。

音の違いを現場で体感してください。

さらに今回の試聴会限定で製品版、初回ロット2台のみ販売致します!!

PT140EI 5~12V初公開を受けて大ベストセラーである、

12~24Vモデルの聴き比べも行います。

まだ手に入れていない方、購入を検討している方、

ぜひこの機会に聴いてみてはいかがでしょうか?

(2) NC7v2の2モデル聴き比べ!!

初回販売時には、即売り切れとなってしまったNC7v2の2モデル!!

お客様から聴き比べの機会を設けてほしい、と未だ多数のお声をいただいておりますので、

今回も聴き比べを実施致します!!

今年3月入荷分は、わずかですが在庫が残っております。

購入をご検討中の方、前回としてしまった方はぜひ(コンビネーションは一台のみです)!!

(3)NC11ウォールナットを至高の管球アンプで楽しみます。
大西正隆氏設計の純A級真空管プリアンプキットを使用します。パワフルで歪感の無いフラットアンプを組み合わせて、高音質音源を楽しみましょう。また、皆さまお持ちの音源をお持ちください。

店頭販売

今回の店頭特別販売は、PT140EI 5~12Vの初回ロット2台の

特別販売!早い者勝ちになります!!