fidelitatem sound のオーディオと音楽ブログ
ジャズとオーディオのニッチな世界

イベント・来客を終えての感想

みなさんこんにちは、スガノです。

6/25のイベントにお越し下さったみなさん、ありがとうござました。その前のイベントでは雨のせいで少人数でしたが、今回は裏でOTOTENがあったにも関わらず累計20人ほどのお客様に足を運んでいただけました。むしろOTOTENくらいの大きなイベントがある日にあやかって開催した方が、ついでに来てくれる方も多いのでは?などと社長と話していました。

今回はベージュのスピーカーが多め

今回のイベントではNC7kit、NC10オークバーチVer試作モデルを目玉として出しました。NC10試作モデルはまだ開発段階ながら十分バランスの取れている音でしたが、MAOP10の実力を考えるともう少し低域を伸ばせるかな~と課題点が見えました。一方NC7kitは良い鳴りっぷりで、特にAlpair7MSを取り付けたときの繊細さ・抑揚加減がピカイチに発揮されていました。

Markaudioの10cmユニットを試聴会で鳴らすとなると、どうしてもMAOP7になってしまいます。特に最近はNC7v2が大人気だったので、これまでAlpair7MSの良さを十分にお伝えできていなかったかもしれません。

柔和な赤松の木目に、ネガティブキャンバーコーンが光ります。

試聴会では最初Pluvia7HDをNC7kitに装着して鳴らしていましたが、途中でAlpair7MSに変えるとお客様のリアクションがまるで変りました。私はスピーカーの裏で聴いていましたが、それでも分かるのは7MSの静寂感です。ディスプレイ業界では「黒の表現は液晶よりプラズマ!」なんて言ったりしますが、ダンパーありとダンパーなしの違いはそれと似ていると思います。陳腐な表現をするなら、HDR(ハイダイナミックレンジ)という感じですね。

ダンパーもなければ磁性流体もない、そんなフルレンジスピーカーがこの世にいくつあるでしょうか。

ダンパーが無いことにより、ボイスコイルからの振動が振動板にダイレクトに伝わり、微細な振動のニュアンスをスポイルしません。またダンパーからの2次放射もないため、音像の定位と音場の広がり感も向上します。一番分かりやすいのは広い会場で録音されたクラシックの残響音でしょうか。楽器や拍手の立ち上がりの早さ、そして消えゆく音の存在感、是非一度聴いていただきたいです。

比較として出した以上、Pluvia7HDが良くないユニットと伝わってしまわないか不安ですが、どちらも優秀なユニットですよ!ただMarkaudioの神髄であるダンパーレスの良さを、皆さんに今一度伝えたいと思った所存です。

イベントの翌日には2名の来客がありました。どちらも長年Markaudioのファンとして付き合いのある方で、今回は自作したスピーカーを聴かせていただけるとのことでした。

NC9kitをトールボーイに改造!これぞ自作の楽しみですよね。

一通り弊社のスピーカーを聴いていただいた後、Aさん自作のスピーカーが運び込まれてきました。一目見て思わず「ウホッ」とエネゴリ君のような鳴き声を発してしまうくらい、自作人間に刺さるものでした。なぜなら私が丹精込めて製造したNC9kitが、何cmも成長して帰ってきたのですから。

Aさん曰く、NC9kitの底板に穴を開けその下に箱を延長できるようにしたそうです。私も大学生の頃同じような機構を作ったことがありますが、ここまでの大きさとなると脱帽です。音はその大きさのとおりゆったり雄大で、上の2つのポートを塞ぐとズシッと重心の低いダブルバスレフにもなります。箱の構造を切り替えて聴けるというのはなかなか自作でないとできないことです。密閉型やバックロードなどもっとバリエーションがあるようですが、当日は全部聞くことはできませんでした。ここまでNC9kitを活用していただけたら製造者冥利に尽きます!そして自作スピーカーに明け暮れていたころのマインドを呼び覚ましてくれたような気もします。

もし他の製品でもこんな活用してるよ!という方がいましたらメールでお知らせください。励みになります。

写真では暗く映ってしまっている真ん中のバックロードも聞かせていただきました。私はバックロードの音はあまり好きじゃないというか、嫌いではないにしろ3ペア普通のスピーカーを持っていたら次の1ペアはバックロード、くらいの割合でいいなぁと思う人間なのですが、Aさんのバックロードはとても良く聞こえました。

長岡鉄男さんのD-1をコンパクトにした内部構造らしく、音道が短いせいかホーン臭さがあまりありません。インピーダンス特性を測ってみたらほとんどダブルバスレフのような特性だったので、もしかしたらバックロードというよりはバスレフ的な共鳴が多かったのかなと感じました。いやぁ、こうしていろいろなタイプのスピーカーが聴けるのは幸せですし、何より勉強になります。

コイズミ無線さんではNC7kitの取り扱いを開始しております。(以下販売ページURL)

https://shop.koizumi-musen.com/?pid=175378247

NC9kit同様、凹凸加工が施してあり初心者から玄人まで、高精度で高強度な箱が作れます。前回のイベントから1週間足らずで第1ロットが売り切れてしまったとのことなので、7月中旬までに増産しておきます。ぜひお買い求めください!

ではまた。


Posted by admin on 6月 30th, 2023 :: Filed under 未分類
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