小型中華アンプ with PT70EI

みなさんこんにちは、スガノです。

(ラインアレイは目下調整中です。もし楽しみにしている方がいたら大変申し訳ありません・・・)

MarkAudioファンのみなさんはどんなアンプでスピーカーを鳴らしていますか?真空管の暖かなサウンドも良いし、トランジスタのソリッドな音色も魅力的ですよね。

MarkAudioのドライバーは非常に敏感なため、アンプの性能が如実に表れます。アンプ選びが楽しくなったという方もいれば、逆にアンプ沼にハマってしまった方もいるのではないでしょうか。弊社では長らく、PT70/140EIを製作しているケネスさんが手巻きした電源トランス・出力トランスと300Bを使った大型の真空管アンプがリファレンスとして活躍していますが、ここ数年は小型のD級アンプがかなり性能を上げてきており無視できない状況です。

ケネスさん製作300Bアンプ。トランスがめちゃくちゃ重い!

最近、弊社ではWAF(Women/Wife Acceptance Factor:女性(妻)受容係数)を意識したスピーカーやシステムがないといけないのではないか、という考えがあります。いくら音が良くても、「スピーカー」という「謎のデカい箱」がリビングにあると、なかなか奥様に受け入れてもらえないという家庭が周りにも散見されます。

私もこの事案に遭遇しており、結婚祝いとして友達に自作したスピーカーをプレゼントしたのですが、奥さんが帰って来るや否や「かわいくない!」と一蹴されてしまいました。(その後音を聴いてもらってからは多少受け入れてくれたようでしたが・・・)

つまり何が言いたいかというと、ただでさえオーディオ人口が減っていく中で、新たにオーディオを始めようとしている方が部屋に置きやすい(女性に喜ばれるような)本格的なスピーカーシステムがあるべきだ、ということです。

そういう考えのもと、microNC4が生まれました。片手で持てるサイズ感ながら、減衰特性に優れるスプルース無垢材を全面に使用し自然な木の響きを持った、Nature Collectionシリーズの本格的な小型スピーカーです。バッフルと天板に米松(ピーラー)を使用したStereo特別モデルもあり、どちらもあられ組みのデザインがかわいらしい静かな人気商品です。

Stereo2月号で紹介していただきました!是非ご一読ください。

昨年、「今年買ってよかったオーディオ製品」としてYoutubeでNC7v2コンビネーションモデルを動画で取り上げていただいた飯田有抄さんが、Stereo2月号にてmicroNC4ピーラーモデルの紹介記事を書いてくれました。「非常にコンパクトなのに、そこから鳴り響く音のパワフルなことといったら、正直とても驚いた。」と評していただいています。詳しくはStereo2月号をお読みください。

写真にもあるように、microNC4はオントモムックに付属しているLuxmanのアンプと並べるたときにマッチするようなデザインになっており、Luxmanのアンプの優秀さもあってこのセットは高評価をいただいています。ただ、このLuxmanアンプには入力系統がアナログ入力しかなく少々不便なので、Bluetoothやデジタル入力のついた質の良い小型アンプはないかということでコイズミ無線で物色していました。

横置きでも統一感のあるデザインです。(試作品なので多少デザインが異なります)

TOPPINGというアンプメーカーをご存じですか?中国の広州市に拠点を置く企業で2008年創業の比較的新しいメーカーです。私は個人的にMX5やLA90という製品を買って自宅で使っているのですが、コンパクトな筐体に様々な機能が備わっていて、品質が良くて価格もリーズナブル。なにより音色が非常にニュートラルでクセがなく、一昔前の中華アンプとは一線を画すクオリティです。弊社試聴室ではE50というDACを使っており、47研究所のCDプレイヤーに負けず劣らない解像度で、AmazonMusicなどPCから音楽を再生する際に活躍しています。

この間MX3sという新製品を事務所で聴く機会がありました。MX3sはアナログ入力からUSB入力、BlueTooth入力まであり、さらにはサブウーファープリアウトもついています。まさにオールインワン。

DACやヘッドホンアンプも手掛けていて、海外でも高評価のようです。

しかし、小型化の宿命か低価格化のシワ寄せか、電源にはスイッチング電源が使われています。しかたないというか、あたりまえというか、これだけ本体に力を入れていたら電源に予算は裂けないですよね。とあるメーカーで設計をされていた方は、「アンプは電源が一番大事なのに、予算は一番後回しにされる。」と言っていました。そのなかでもTOPPING製品のスイッチング電源にはパワフルなものが採用されていますが、やはり中高域のチリチリ感・カリカリ感が拭えません。

そこでトランス電源の出番です。PT70EIは発売から数年が経ちますが、未だに注文が途絶えない大人気商品です。MX3sにPT70EIを接続して鳴らしたところ、それはそれは見違えるような音が聞こえてきました。スイッチング電源時のチリチリ感は無くなり、滑らかで繊細な音に変化します。またダイナミックレンジが広がり、背景の静寂感が蘇りました。NC11のような大きなスピーカーでも難なく駆動してくれます。

PT70EIを電源に使用したTOPPING MX3s。27000円とは思えない音質です。

※PT70EIの出力電圧は12~24Vなのですが、MX3sは電源電圧が26VのためPT70EIの出力電圧を26Vにして動作させています。26Vでも問題なく動作しますので、もしご希望であれば各取扱店での注文時にその旨をお伝えください。

MX3sにはDAC機能も付いているので、手持ちのポータブルプレイヤー(DAP)からUSB接続で音楽を再生してみました。DAPからアナログ出力でアンプに入力したときより数段きめ細やかで、奥行きのある音場感です。もちろんスマホやPCからもデジタル接続でき、デスクトップで使うにはもってこいですね。

そうそう、元はmicroNC4に合う良い感じのアンプを探していた・・・という話でした。いつのまにかTOPPINGの広告記事みたいになってしまいましたが、別にお金とかは受け取っていませんよ!素直にオススメできるアンプです。

机の上に置いた感じ。CDジャケットと比較するとコンパクトさがより際立ちます。

長くなってしまいましたが、今回のブログで伝えたいのは「PT70EI・小型アンプ・microNC4のコンパクトなシステムで、家族団らんのリビングに上質な音楽を流してみませんか?」ということです。PT70EI/PT140EIは先週海外から入荷したばかりなので、多少在庫には余裕があります!アンプの性能を100%引き出す手巻きのリニアトランス電源を、是非お手元に。。。(microNC4もお忘れなく!)

↓コイズミ無線

https://www.koizumi-musen.com/pickup/sqr_230413_fidelitem_luxman/sqr_230413_fidelitem_luxman_1.php

https://www.koizumi-musen.com/pickup/sqr_230119_nc4/sqr_230119_nc4_1.php

↓オントモショップ(26Vの取り扱いはございません)

https://ontomo-shop.com/?mode=srh&cid=&keyword=PT70

https://ontomo-shop.com/?pid=172286036

ではまた。

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