大好評オントモOM-MF5のマークオーディオモデル発売開始

先日23日音楽の友社ホールで第9回自作スピーカーコンテストの表彰式に参加してきました。 マークオーディオ賞、フィディリティムサウンド賞は共に非常に特徴のある作品で、特に尾崎さんのフィディリティムサウンド賞はプロ顔負けの作品に仕上がっていました。副賞はNature Collection で使用するハードメープル、オーク、チェリーの無垢材を2本です。尾崎さんであれば必ずや有効に使用して頂けると確信しています。

ところで、当日の音楽之友社の常務から、「OM-MF5」は完売状態との事。皆様に楽しんで頂きメーカーとしては嬉しい限りです。しかしまだこのユニットの為に設計された作品が沢山あると言うことで、是非追加製造して欲しいとの事で当該モデルをマークオーディオとして販売する事になりました。

既にコイズミ無線さんなどで販売を開始しています。

基本的に同じスペックですがFoが10㏈ほど低くなっており115Hzになります。
今回は次回の仕入れも含めて48ペアで、最終的に200ペア程度は販売しようと考えています。廉価で音の良さが保証されたモデルです。是非早めにご注文下さい。

 

・FS : 115.34 Hz
・VAS :  1.04 L
・Imp :  3.6000 W
・QTS :  0.64
・SPL  : 84.82 dB
・MMS :  2.05 g
・x-Max : 3.5mm
・Max pwr : 8w nom

オントモショップで Dr Scott の2モデルを販売中です。こちらもご一緒に・・・

コンパクトラビリンス : この1/4 T/Lモデルの中域の抜けはエンクロージャー内の中高域を巧妙に減衰させており非常にスッキリした音良い音がします。
今回のスピーカーコンテストに参加された方が購入してその音の良さに製作意欲を一時的に無くしたとレポートしていたレベルです。

クォーターウェイブ  : 別に設計されたT/Lです。低域を欲張るならこちらです。石田先生もエンクロージャーの開発は低域と何度もおっしゃっていましたが、まさにそこが設計の方針です。このモデルはMarkaudioのオフィシャルモデル”ペンシル”の設計と同じです。

 

 

Frugel Horn XL (Pluvia 11用フリューゲルホーン)

先日のコイズミ無線の試聴会は、雪でお客様は来ないのではと思っていました。ところが沢山の皆様にご来場いただき本当に有難うございました。

ところでブログへの問い合わせて過日お客様から標記のデザインが無いのかと言う問い合わせを頂きました。
ようやく時間がとれたので先週Dr. Scottに問い合わせ設計図を手に入れました。

この内容は、ホームページにボタンを付けましたのでこちらを参照してください。

 

Audiobase 2019 イベントスケジュール

一月25日(金)

1 14:00-14:50 マークオーディオのレクタングラー新モデルの試聴 (平角銅線の音の良さを聴きます) 新作NC_5 をMAOP_5で聴く
Pluvia7PHD(パルプコーン)をNC7で聴く
NC5を使ってAlpair5v2とAlpair5v3を聴き比べる
2 15:00-15:50 47研究所アナログプレーヤーでマークオーディオNC11を鳴らします。 NC11_TBウォールナットでアナログを聴く (ダンパーレストールポーイ)
Tozzi two ダブルアクティブスピーカー(47研究所との共演)を聴く
3 16:00-16:50 小原先生がマーク フェンロンに聞くシングルサスペンションモデルの特長 Markaudioの新技術Negative Chamber Cone について
モノサスペンションモデルAlpair 11MSを4741電源補強版で試聴
4 16:50- 17:20 自由試聴時間 なんでも聴けます 聴き逃した音、聴きたい音なんでもOK
5 17:30- 18:20 Zonotomeのスピーカーケーブルの聴き比べ 7NSP-Shupreme X, Grandio SP-1 など
6 18:30-19:20 ネーチャーコレクションシリーズを聴く(47研究所のアナログプレーヤーも鳴らして試聴です) 新製品NC11ウォールナットとハードメープルの音比べ
NC10 を聴きながら木の特長を説明
NC5_MAOP・Alpair5v3SSレクタングラーを聴く

 

1月26日(土)

1 10:00- 10:50 マークオーディオのレクタングラー新モデルの試聴 (平角銅線の音の良さを聴きます) 新作NC_5 をMAOP_5で聴く
Pluvia7PHD(パルプコーン)をNC7で聴く
NC5を使ってAlpair5v2とAlpair5v3を聴き比べる
2 11:10-  12:00 47研究所アナログプレーヤーでマークオーディオNC11を鳴らします。 NC11_TBウォールナットでアナログを聴く (ダンパーレストールポーイ)
Tozzi two ダブルアクティブスピーカー(47研究所との共演)を聴く
3 12:20- 13:10 Zonotomeのスピーカーケーブルの聴き比べ 7NSP-Shupreme X, Grandio SP-1 など
4 13:10- 13:50 ご希望のモデルを聴けます ソースをお持ち下さい
5 14:00₋ 14:50 和田博巳先生がマーク フェンロンに聞くシングルサスペンションの特長 Markaudioの新技術Negative Chamber Cone について
モノサスペンションモデルAlpair 11MSをアナログプレーヤーで試聴 NC11_TB
6 15:10- 16:00 ネーチャーコレクションシリーズを聴く 新製品NC11ウォールナットとハードメープルの音比べ
NC7 NC5を聴く無垢の木の特長と音の性質
新発売MAOP_11 NC11Mapleの試聴
7 16:20ー 自由時間 なんでも聴けます

新発売!Pluvia Seven PHD レクタングルボイスコイルの新パルプコーン

Alpair6Pと言う名器が製造完了となってからすでに1年以上の歳月が過ちました。イベントなどで何度も『もう作らないのですか?』と言う希望を頂き、何とかしたいのですがと言う思いを込めながら『コーン紙のMOQが最低3000枚ですから・・・・』などと言い訳をいっていました。

そこで、さらに本格的で力強いサウンドをパルプコーンで再現したいと言う想いを、この新製品Pluvia Seven High Defintion にこめて開発し皆様にご提供致します。

 

 

今回のキーワードは新発売のAlpair5v3とPluvia Seven PHDにMAOPに搭載したボイスコイルに使用されている平角純銅線で巻かれたRectangular Voice Coilを搭載して登場です。この平角線(レクタングラー)は巻き数が同等の一般的なコイルに比べて30%ほど磁力内での変換効率がアップします。つまり、同等の機械運動への変換には30%軽くすことができます。これは音響的には純銅の自然な響きを軽量化したボイスコイルに搭載できる事になります。この銅の表現力とレクタングルの軽さ(効率)に起因するなんとも言えない滑らかな音がペーパーコーンで再現されています。

High Definition

Pluvia 7PHDにはAlpair7シリーズに使用しているダブルマグネット、ダンパーフロントサスペンションアコースティックダンパーのデザインを流用しています。実はMAOPが高価な理由は第1がコーン自体を結晶化するために、時間がかかり歩留まりが上がらない事が1つですがこのレクタングラーのコイルのコストが一般のコイルに比べて4倍~5倍する事にあります。そこで、優秀なAlpair7の設計部位を継承して金型のコストをセーブして皆様に売価を値上げせずに提供できるようにしました。この意味で実利の高い製品です。

 

是非ピアノやギターの音の再生音を感じて下さい。

 

T/Sパラメータ

  • Revc=3.50Ohm
  • FS=77.79 Hz
  • Sd= 50 cm
  • Vas=4.49 Ltr
  • Cms=1.27m M/N
  • Mms= 3.29 g
  • BL=2.91 T・M
  • Qms=2.80
  • Qes=0.66
  • Qts= 0.535
  • L1kHz= 0.027mH
  • L10kHz= 0.034 mH
  • No=0.31%
  • SPLo=85.742dB
  • Xmax(1way)4.0-mm
  • Max power handling = 15W (nom)

今年はZonotomeに加えて47Labとコラボレーションです。そして今年もMark Fenlonがやってきます。

12月1日コイズミ無線でイベントです

12月1日の午後からまたコイズミ無線でMarkaudioの試聴者と会話するイベントを開催します。皆さん時間を作って是非ご参加下さい。

今回のハイライトは、
【1】 NS_11ウォールナット試聴

下の写真右側の様にウォールナットベースのNS11を製作しました。お洒落でしょう!相変わらず音が変わります。是非その音色の違いを聴き比べを楽しんで下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【2】もちろんMS11の音を聴きます。

 

この音は前回イベントで凄い評価を頂きました。発売開始ですのでもう一度やるしかないでしょう。

 

 

 

 

 

【3】47Labとのコラボレーション

● Tozzi Two プロActiveスピーカー
作った木村社長が驚いた音です。最初はアクティブスピーカーを作ろうと始めたのですが…これは、目的用途がアクティブスピーカーで無く、アンプ不要スピーカーの様相です。皆さんに是非評価して頂きたいと思っています。

 

 

 

● 弊社が使用している4741Izumi ですが、I²SダイレクトのDACの音を聴いて欲しいのです。使っているうちにまた欲が出て、手で巻いたのEIコアトランスに改造しました。どれだけ電源で音が変わるかのとっても良い例ですので聞き比べて下さい。(購入希望の方は後で弊社にご連絡下さい)

 

 

【4】手巻きのアイソレーショントランス

右の写真の足元にあるトランスです。400wあれば一般のご家庭での使用には十分で、その効果は絶大です。10万円強でこのお化けトランスを販売予定です。
現在弊社使っているトランスはカットコアを2本使って巻いた”WCコア”と呼ばれる超ド級のトランスですが、その廉価版でEIコアを400W をカバーする電源アイソレーショントランスを作成しました。貴方のオーディオルーム専用の”仮想My電柱”ですその効果を有無しでABテストをします。

以上です。またまたてんこ盛りイベントですので時間一杯に色々やります。皆さん言いたいことを言いながら楽しみましょう。

 

 

 

Alpair7MS の低域をテストして見ました。

弊社の協力販売店などから、YouTubeにAlpair7MSの低音に注意などでていると聞き捨てならない連絡があり、実際に再生して見るとコーンの動きを見ていますと明らかにオーバーパワーの映像です。それをまるで欠陥の様に認識されてしまうと困りますし、まあハイパワーには強いとは言えないので見える様に簡易的に試聴室の環境でテストをして見ました。

 

  1. 先ず低域の耐圧テストです。
    RotelのRB1582mKⅡ(200wAB)で約50-60W程度のパワーをかけています。
    Sweeptoneでは100㏈/m で全くノイズが出ませんので省略します。

(1)次に下の110㏈/m のダブルベースの音源を連続的にかけました。全くノイズを出さずに再生します。

 

 

 

(2)Tヨーク(実際はアレスターと言う安全装置に当たります)へコイルが当たる状態を再現

マーカスミラーの16ビートのラニングの特性です。大体120dB/m の状態です。この状態で一瞬当たり出します。

 

 

 

 

この状態はほぼ80W程度のパワーが入っています。結論としましては、メーカーの25W(Music)に対してほぼ3倍までヒットしていません。

また工場の設計者に確認したところ物理的に動く幅は(磁界領域外を含む)は10㎜あるそうです。そこでこの距離と再生音楽の振幅を調べてみましょう。

80㏈/m 出力時の振幅の動き

-        実効面積    振幅

60㎐の時

7㎝コーン  50㎠    12㎜(約)

11㎝コーン  250㎤    3㎜(約)

先ず7㎝コーンは11㎝コーンと比べ動作面積は1/5にしかなりません。このコーンで60Hzの帯域を80㏈/mで再生しようとすると一生懸命コーンを前後させ無ければいけません。ほぼ4倍のコーン動作が必要になります。上の長さであれば既にTヨークに当たりかねない状況ですが、実際には180°位相がずれた内側への動きはボックス内の空気の抵抗があり、さらに2次振幅でもあり、実際には楽器のディケイの程度によりますが60%~80%程度しか動きませんので10㎝ストローク幅に収まりますが110㏈近辺で当たり出すのはまあ理解の範囲です。

Alpair7v3やPluvia7はこの状態ではダンパーでブレーキがかかり止まります。(代わりに再生時に3次などの高調波歪が上昇します)。

Alpair7MSですとフロントサスペンションの合成ゴムだけですからそのまま伸びて底にあたってしまいます。やはり他の7㎝モデルはほとんど当たらないですから、ご不満ということでしょうが、代わりに全く別物の繊細感強弱感をMSは手に入れています。またAlpair5ssではもっと低い音圧で早くに当たり出しますが、小型モデルですので皆さんご理解いただいて全くクレームはきません。Alpair11MSは反対に原理的に全くあたりません。

以上がとっても簡易テストの結果です(限られた知識と限られた環境ですが耐入力のテストには十分かと思っています)。

これだとAlpar11MSが完璧ではないかとなりますが、駆動重量はAlpair11MSが11gに対してAlpair7MSは3gです。それだけ繊細な音を拾います。

昨日から試聴室で7MSを鳴らし続けて思いますが個人的には12畳程度の日本の家屋でリーゾナブルな音量で聴くには今までにない感度と強弱感は素晴らしいものでとても良いユニットだと思います。

激パワーが欲しかったらこのエモーショナルに鳴る新しい世界の音を聴く楽しみは諦めて欲しいと思います。

 

Alpair11MS11月初旬に日本到着!

夏の二回のコイズミ無線でのイベントでご来場の皆さまから随分高い評価を頂いたAlpair11MSがついに入荷します。

このユニットの音を是非聴いて欲しい!と思います。

写真にあるリード線とコーンのみがボイスコイルに接しているモノであり、そこに再現される音の躍動感はきっと皆さまを了します。
12月1日にコイズミ無線で再度イベントを行います。

是非お出かけ下さい。

さて販社の責任者の私ががとやかく記載するより、MJ11月号の試聴レポートを許可を頂いて掲載させて頂きます。

取材に使用したウォールナット無垢材のトールボーイ(21Ⅹ24×97㎝)です。

T/Sパラメータ

Revc= 7.200 Ohm
Fo= 44.87 Hz
Sd= 111.220 cm²
Vas= 20.36 Ltr
Cms= 1.159m M/N
Mmd= 10.18Kg
Mms= 10.85 g
BL= 7.654
Qms= 1.968
Qes= 0.376
Qts= 0.316
Levc= 62.23 u H
No= 0.473 %
SPLo= 88.765 dB
Power= 35 Watts (Nom)
X max= 8.0-mm (1 way)