Alpair7v1P 10月新発売!風のように軽くMms 3.0g by 4mm Xmax

このAlpair7v1Pは先日Markから入手してエンクロージャーに入れたばかりの美しい姿です。最新のテクノロジーで磨き上げた品位がありますね。

 

 

 

私『あれ!コーンを指でこすった音がなんか違うね?』

Mark『そりゃそうだよ、Mms3.0gだぜ!』

『エッ・・・・・・・』、『それちょっと軽すぎない。あのペラペラのCHP70で3.7gだよ』
Mark『そうさ、気に入っているんだ、今エージングが終わって私の事務室で本当にいい音で鳴ってるよ』

なんて会話が香港であり、帰国後私の事務所で毎日鳴っています。
一言で言えばAlpair5を彷彿させる鮮烈なサウンドに軽量化による繊細さとぬけの良い低域が乗っているという表現です(三言?)。音のエッジが際立ち、ベールが一枚はがれた印象と言えば解って頂けますか。

今回のブログはその辺のニュアンスをMarkが英語で語っていますので、それをご案内します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

The Alpair 7P is a audiophile grade paper and glass strand re-enforced coned driver. Along with its sisters drivers, 6P,10P and 12P, the Alpair 7P is designed for the Serious music listener. The 7P’s relatively flat-wide response is designed to deliver a neutral sound. The high range lift response is moved to begin its elevation above 17kHz. ! !
(広域のレスポンスはなんと17kHz から上昇しています(可聴域を超えてからのレスポンスの音への効果を意識しています)

The 7P’s moving mass is a light-weight 3grams, yet it retains a long throw operation @ 4mm (1 way limited by Arrestor). ! !

(これが上で紹介した微量の風で飛んでしまうコーンです。)

Particular attention is paid to the stability of the light-thin cone with bonding re-enforcement being deployed on the inner contour of its profile.

An all-new computer controlled assembly bonding process is deployed on this driver, delivering ultra tight tolerances in critical parts of the 7P’s power-train assembly. ! !

Markは製造工程には非常にこだわりが強く、この軽いコーンの非常に難しいボンディングの精度をクリアーするために新しいコンピューター制御の接着マシンを導入しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

The 7P can be used as a single-point source driver in purist Full-Range applications, or to partner with the Alpair 12PW, a bass-wide version of the Alpair 12P. The marriage between 7P and 12PW promises much in the way of deep rich bass and fine mid-high range detail

私のところになんと7Pと12PWの2wayの設計図がついています。なんとAlpair7Pをツィーターに使用しています。最初にそのメールを受けた時は、興味もありませんでした(すみません)が音を聞いてなるほど!Markの音への理想主義はすごいと改めて感じた次第です。

TedやDoreenの時代のドライバーと隔世の感があります。

ところで真空管オーディオショウのMixelさんのブースで皆さんの前にお目見えする予定です。お楽しみに。
今年はスケジュールの都合でMarkは18日の台場の2つのショウに行きます。Markを見かけた方は気軽に私に声をかけてください。

 

 

 

Markaudioの母DoreenとBandor そして最新モデルAlpair7P

皆さんこんにちわ。

先週香港に行ってドップリMarkに付き合って頂きました。
訪港の目的は仕入の確認です。
工場でのドライバーの製造も終わっていて、Alpair7Pが日本での新登場の準備ができました。

これが、試聴用に持ち帰ったAlpair7Pです。軽いコーンですよ。

という訳で試聴レポートのブログとホームページを更新しようとしていますが、営業努力の足りない私はまたこの忙しいときに寄り道です。 よくこれで60年間生きてこれたものだとおもいます。

 

 

 

 

 

で、その寄り道と言うのがこれ!

Bandorです。Dynavectorが製品に使ってましたよね。このユニットLDSG Section3 (と英国のネットに書いてありましたが)を香港の友人からもらいうけました。Markaudioの本当のRootsです。

 

Mark 『本当にスピーカー作りの基本を教えてくれたのはDoreenなんだよね』

この話になるとMarkはいつも私のアパートで長話になりました。

ちょっと人権にかかわる所もあるので、(ピー)を入れながらはお話ししますと、DoreenはGoodmanに前夫と同じ時期に働いてたのですが、正確には、前夫はマーケティング部門Doreenは技術部に所属していたのだそうです。その後Goodmanをスピンアウトするわけですが、実際のドライバーの設計・製造ノウハウはずっと彼女と言う事の様です。

Dr.JordanのShadow EngineerであるMarkやその相棒は、B&Wに行ったりMarkaudioを立ち上げたり、みな力のある人たちでしたが、あくまでも陰であり絶対に表に出ることは無かった様です。しかしユニットの設計技術についてDoreenには基本を教えても頂いた様です。

こうした話を何度か聞いていましたからこのBandorのユニットを見た時『あ!これ欲しいな~』とつい言ってしまい、この『Roots of Markaudio』を手に入れることができました。行ってみるもんですね。

 

 

これがBandorを横から見た所です.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これが14年後のAlpair7Pです。

どうです。時代の流れを感じますね。
でも流れを汲んでいるというのもフロントサスペンションやコーンから感じられますよね。

 

実は残念ながら2つのユニットのうち1つのコイルが断線している代物です。

『Norioコイル巻きなおしてあげるよ!』

『有難う。でもブログに乗せたいからまた持ってくるよ。』

と言う訳でそのうちステレオで鳴り出すかもしれません。

ついでに T/SパラメーターとF特も測ってもらおう!。

 

 

本題に戻ってもうAlpair7Pは日本に向かっています。すぐにブログにアップしますから・・・昨日もKenny DrewのDuo1を聞いていました・・・・・2~3日まってね。