Markaudioの事務所で見たプロトタイプ。 Alpair12PW Alpair7P そしてAlpair!!X

香港空港から愛車スバルを運転しながら・・・。
『Hi Norio 何だか君がいなくなり香港の生活に空洞が開いたみたいだ・・・・ もう香港に事務所を持つ意味が無いんだよな。今深センの工場の近くに研究所を作りそこに事務所も移そうかと思っているんだ。
君がいた頃は新製品を持って一緒にオーディオ議論を戦わせるのが本当に楽しかった・・・・』

何とも泣かせる出迎えの言葉です。(皆さん。xxx国の人は嫌いだとかxxx国の人はダメとか言わないでくださいね。)
イギリス人のくせに演歌+浪花節の様な心根の人もいます。

という訳で前回の続きですが、先ずはAlpair12の広域ウーハー多分米国のディーラーからの強い要望があったと聞いていますから・・で作ったのがこれ↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実測Foが38hZと記載されています。鳴らしてみたい!

 

そしてもう一つ! 犬だろうこれは!!! いえいえ違います。白いYシャツのおじさんの指差す先がこれです↓

 

 

 

 

 

 

 

Alpair7Pです。秋ごろには日本で発売予定です。

 

今回はスピーカーシステムの製品化のテストがメインであったのでじっくり聞くことができませんでしたが、まずは皆さんにさわりだけでもと写真を撮ってきました。

 

 

 

 

 

 

『See you Mark! I also feel your friendship is my treasure from the heart !! 』

 

PS: そして最後にもう一つ。まだフレームもベータ部品ですが、Evanが深センの工場から持ってきたドライバーです。これはノーコメントです。手のサイズから想像して楽しんでください。

 

 

 

 

 

最近東芝のMAZDAブランドの6SN7を手に入れて300B を鳴らしています。当時の日本の技術力はすごかったんだなぁ~と思います。純粋にモノ作りをする事の価値を改めて感じます。ソニーさんも自分の工場が無くなってしまいそうだし、日本頑張れ!

玉のアンプはまたレポートします。

 

 

 

 

香港訪問(その1) Alpair5が帰ってくるの?

先週2か月ぶりに香港に出張してきました。
マークをはじめみなさん元気で色々な話をして長~い一日を過ごしました先ず初日は真空管アンプの発注でKenneth の事務所を訪問し、午後場所を変えてMark とSteve(Tele**dと言う大手オーディオファクトリーのオーナー)とのミーティング。そして続いてマークのおうちのリビングで試聴会と朝から晩までと言う”スシズメ行程”で結構大変でした。

早朝ホテルにMarkの見慣れたスバルの4WDでピックアップしてもらい、”Sea Cruise”と言うKennethの事務所に向かいます。
お客様からご注文頂いた300Bの新しいアンプの正式発注が目的です。
トランスが超ド級のWCカットコアトランスを使ったシングルアンプでKenneth とMarkと仕事のお話。

⇒がそのトランス。

Audio Note のTR300-Silverを載せ替えさせるだけの実力のあるトランスです。早く音を聴きたいな~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてもう一つのトピックは。マークの真空管のコレクションです。

がなんとKennethの事務所に保管されていました。
『Norio, これはオリジナルのモデルで復刻品じゃないんだぜ。もうどこに行っても手に入らない。これもだよ。』
⇒その写真群。

 

 


『・・・Mark。一つ譲ってよ・・・音聴きたいんだけど』
『だめ。ダメ、ダメ!』『これはKennethに良いアンプを作ってもらうために全部プレゼントしたんだ』
あっ、そう(ちょっと自己嫌悪)・・・・・。

 

何ともしっかりした考え方でしょうか。能力のある人のところに、無償で提供する。目茶目茶正しい!改めて『Markって結構立派なやっちゃな~』と再認識です。

昼食後・・・・・

 

Tele**dの本社でミーティング。スピーカーシステムの”SOTA Markaudio”ブランドの製品化の仕事がメインですが、来年には改めてお話しできるかと思います。

そして、Markの自宅に向かい夜まで試聴大会です。今回の訪問の中で皆さんが興味を引く内容をご紹介します。

 

先ずは、これです下にあるAlpair5。スパイダーレス、磁性流体の斬新なモデルです。
ソニーさんがと大宣伝をされた構造がそのままですのでご覧ください。https://msc.sony.jp/member/enjoy/products/feature/20130731/

Alair5は6年前にこの構造が特徴のモデルでした特にこのAlpair5はLinfofさんをはじめ購入頂いた方から熱狂的なサポートを頂き、5㎝コーンとしては望外の販売数を記録しました。

ところが、数年後欧州でこの磁性流体(Ferrofluid)の回収責任の問題がおきてマークはどうしても第2世代の製造に踏み切らなかった経緯があります(新型のコーンまであったんですけどね)。
この磁性流体は特定の粘度・種類の液体ごとに回収責任に必要な書類を製造者がそろえる必要があり、その存在が不明確であったのが理由と記憶しています。

このモデルをMarkは大事に自宅で保管してあり、今回は新ブランド用に試聴会に登場しました。

 

 

 

このスピーカー、Linfofさんに作って頂いた2Wayです。私が持って行ったCDで音だしです。
何とも新鮮で良い音でしょう。

『Mark,ただでさえ寝ぼける君のドライバーの中でこの10WBウーハーは特に音の改善激しいんじゃ無いの? 『5年まえの印象と比べて、本当に素晴らしいサウンドなんだけど!』皆その音質に同感・・・同時に比較テストした、K*F xxとかP*r*20がまたカートン箱に収納されてしまいました。との質の違いに本当に驚いた一日でした。

 

 

 

その後㏄で送られていたScott宛のMailの一部をご紹介します。

Hi Dr. Scott,

Last Wed’s listening session: Alpair 10 (Gen1) bass unit + Alp5 (free-to-air unit) with a Falcon acoustics iron core (@ around 0.7mh) on LF, MKP 4.3 cap with 7ohm resistor-in-series feed to HF side feeding Alp5, in in LInfof solid wood BR’s, basic but it sounded great. Beat the pants off the LS50’s and took on the Para 20’s with ease. Call me on Skype when ready.

 

次回は、その後、事務所で見たMarkaudioの新製品プロとタイプAlpair12PW Alpair7Pをちょっとご紹介します。

ではマークの愛犬たちをご紹介しながら・・ではさようなら。