Super Sax Driven by Handcrafted Trans

久々にJazzの掘り出し物です。

これです。 実は昔からLPを持っていてさんざん針を落としたレコードです。

出ていましたねCDでも・・・・見つけた時は本当に嬉しかったな、もう嬉しい!

今日は、Alpair10v2の当時の試作1号機で聞いていますが、シャワーのように体じゅうに降り注ぐモダンビバップを浴びています。
このCDは値段も安いし。是非買って下さい。徹底的にアメリカのナイトクラブのにおいを感じるサウンドで楽しめますよ。

題名Birdといえばのご存知のとおりCharlie Parkerのことです。
このCDに録音されている曲は皆パーカーが好んで弾いた曲ばかりです。そのパーカーのアドリブをアンサンブルにしてリフに使うと言う楽しいJazzです、というか弾いている人たちが楽しそうです。この企画にのせられて自分たちのアドリブもノリまくっていると言う2度美味しいJazzです。

Charle Parker について私の記憶には、確かマイルスが言っていたと記憶していますが、その晩年は麻薬と睡眠薬漬けだったパーカーはステージでも他のメンバーのソロの時は居眠りをしていたそうです。自分の番が来ると突然立ち上がって見事なアドリブを吹き、また深い眠りに入ったとか!なんとも凄い世界ですね。

 1曲目のKoKo 3曲めのParker’s Mood、Moose the Mooche Star eyes ん~全部良い!とにかく最後まであっという間に聞いてしまうCDですから、やっぱりかなり傑作ということでしょう。
また、1973年の録音でこの頃の録音は変な細工も圧縮も無く音に本来の芯がありとても自然で好感がもてます

・・・・このSupersaxを、私は丁度手持ちのEL34シングルアンプ(実は古いトランスを全部捨てて職人のKennethおじさんに新しいトランスを巻いてもらうと言う大再生手術を施したばかりです。)を使い出したため、色々と新しいCDを聴きなおしている中での1枚なのです。

これがそのトランスを巻いているところ⇒

きれいでしょ!

←これが出来上がったEIコアトランス。
(詳細はもうすぐ300B のシングルアンプが出来上がってくるので、その時に改めて紹介します)

これとAlpairで鳴らせばもう本当にSoul of Jazzのシャワーを浴びることができます。

 

上の写真のようなサックスのブローを聞きたかったら、Alpair10v2で聞いて下さい。4本のサックスの音が分離しないようなスピーカーで聞いちゃだめですよ!

遅くなりました。Alpair7v3、CHR・CHPがようやく日本に到着します。

楽しみにお待ちの皆様、遅くなりました大変申し訳ございません。 

今回のAlpair7v3, CHR70v3の日本への到着は結局は10月に入ってしまいました。 大変申し訳ありません。ようやく昨日の夜便で香港を発ちました。来週には日本に到着します。

実は先ほど、町に洗濯物を出しにいっている時、日本のディーラー様から『いったいどうなっているんですか?もう2週間も遅れているのですよ!』とご指摘を頂きました。続いて『お客様が、大変お怒りになっている』と・・・ん~申し訳ない、やれるだけ皆でやっているのだが・・・確かに状況をご連絡していない!これはまた私が気が回らなかった。・・・と反省と共に『申し訳ありません』となりました。

続きですが、ご説明のあとに『実情をちゃんと皆さんに説明して下さい』ということで、確かに説明が必要と感じブログでご説明(言い訳ですが)をさせて頂きます。

まず、Alpair7v3もCHR70v3も同じ工場で作っています。実はAlpair7V3は主要部品が一つ間に合わなかったのですが、何とか10月中旬に製造は完了しました。実は前回からAlpairシリーズは全部日本人のベテランが組み上げる体制ですので、部品の遅れを皆さんでカバーして頂き1週間の遅れで完了していました。

ところがCHR70v3はなんとボイスコイルが間に合いません。リードワイアが日本から届かないのです。何とか日本人のメンバーに裏で動いていただいて日本から空輸していただいて、45日の予定を1週間で間に合わせていただきました。

次に起きたのは化粧箱がNGです。なんと指定の紙質で作ってこない。マークは怒りに燃えて、工場まで行って作らせたのが今週の火曜日です。そこから製造に入り、木曜にようやく製造・検品完了です。私のオーダーを何とかこなそうと、マーク本人も泊り込みで特性を取ったり、QCをやりながら状況をつど私に連絡してきます。

そして香港へ輸送予定の木曜日。フライトスケジュールも決まって一安心していたら、なんと今度は大型台風が香港を直撃し、朝からシグナル8(台風警報の外出禁止レベルのことです)が発令されてしまいました。これが発令されると香港は全員自宅待機で経済は全く動きません。・・・・・さあどうする!!!!・・・・10月1日から中国は1週間の連休です。皆泊まりこみでやってもらった努力が無になり一週間中国にエンバーゴ(止め置き)しそうです。 お客様はずっと待って頂いていますから、本当に大変なことになりそうです。

結局木曜日の夜解除されたのですが、翌金曜日は大連休の前日と重なって、全く国境税関でトラックが動かなくなってしまいました。

輸送をお願いした、香港日通の航空の上屋の人たちには夜11時まで待っていただいたのですが、翌1日土曜日にしか貨物が届かないことになってしまいました。 さあ、どうする??? 休みだと倉庫は受け付けない仕方が無いので、私も自らケースマークを作り、インストラクションをつくり、倉庫に向かいました。香港日通のメンバーは皆残っていてくれ、ラベルの張替えから夜お願いをしたところ、快く受け入れていただき、一安心です。

土曜日倉庫から到着した連絡があり、休日にかかわらず超特別扱いで夜のフライトに乗っけていただきました。感謝感謝。

こうした内容をつどご連絡すればよかったのですが、別のエンクロージャーのプロジェクトで、これまた工場が全く予定通りに行かない事態があり、そちらは『中国の工場は・・・と言ういい訳などいらない。みなお前の責任だ!言い訳など聞きたくも無い・・・』と大変な剣幕で叱られたばかりですので、こんな話を日本の皆さんにご説明してもと躊躇してしまった次第です。

大変申し訳ありません。来週前半にに日本にお届けできる予定です。