スイッチング電源をぶっ潰せ!Hand wound 定電圧電源PT70EI

最初から脱線しますが、今回は『ベートーヴェンをぶっ飛ばせ』をもじって『スイッチング電源をぶっ潰せ』とタイトルしましたので、まずはこの名曲から、この曲ご存じですか?私の中ではチャックベリーとマウンテンと言うバンドの演奏が最高です。

特にマウンテンと言うロックバンドのレスリー・ウェストと言う巨漢ギタリストのイントロそしてアドリブはもう本当にぶっ飛ばせと言う圧倒的なかっこよさです。ちょっとググってみたらありました。演奏が聴けます。 
http://chunichieizo-tachi.blog.jp/archives/26992144.html

どうですかこの猛烈なドライブ感ロックンロールの超重量級のアドリブです!

そろそろ話を戻して、半年ほど前から販売していますリニアトランス電源の評判が上々です。毎月輸入していますが、販売に追いつきません。以前から訴え続けているように、電源は地味ですが非常に重要です。フィディリティムサウンドの試聴室の常連の皆さまはIT1000WCと言うアイソレーショントランスを購入されています。

こうした電源に対する姿勢と対極にある考え方にはPCスタイルのスイッチング電源があり、それは現代のデジタルオーディオ界を席巻していると言っても良いでしょう。私としては「何とももったいない事をしてるんだろう」と常々感じられる現象です。そこでKennth Wongにお願いして手巻きのEIコアを使用した独立定電圧電源PT70EIを開発しました(ブログでも公開しました)


47研のアクティブアンプ用に開発したのですが最近では様々なDACやアンプにまで使われています。Markaudioファンのお客様からインプレを頂きましたのでご紹介します。

Fidelitatem-sound 中島紀夫 様

お世話になります。ケネスさんの手巻きのEIトランス、先日無事に届きました。小さいものですが重く、美しい造りで高級感がありますね。出力が二系統もあることは知りませんでした。付属のケ-ブルも質が良さそうです。

CDプレーヤーは47研のIZUMIを愛用していますが、気分転換にそのデジタル出力を利用して真空管出力のDACも聴いています。DACの音も好きですが、スイッチング電源のためラジオの音がノイズで汚れることがずっと気になっており、CDの再生にも良くないことが分かっていました

つい最近ステレオ誌に本機のことが載っていたので(相変わらず廉価で)、関心を持ちました。今はスイッチング電源が当たり前ですが、これをアナログに交換したくても価格の壁がありますし、その前に希望の出力値が得られないことがネックになりますね。その点本機は安価で、出力も12ボルトから20数ボルトまで希望に合わせてもらえるので、非常に良いです

肝心の音ですが、とても気に入りました。長年気になっていたノイズから解放され、DAC本来の音にたどり着いた気がします。開放的で抜けの良い状態、必要なところでは適度な粘りも発揮してくれるようです。エイジングが進めばさらに良くなるでしょう。これからが楽しみです。

数ヶ月前に導入したケネスさんの手巻きのアイソレ-ショントランスも好調です。きれいな電源が得られると、精神的にも良いですね。DACの他にも交換可能な箇所がないか探したくなりますね。

皆さん。是非ご購入をと話を締めたいのですが、仕入れが間に合わない状況です。ご理解をお願いします。

CHR90 新発売 CHR120コイズミ無線で 試聴できます。

今度はCHR90です。
Markaudio のラボから送られてきたCHR90のデータを眺めながらこのCHR90 に販売責任者としても大いに魅力と意義を感じました。

目につくのは、FS44Hz、MMD4.5gです。
 音楽再生に必要なキーワードは40Hzです。Fs44Hzであれば、適正なエンクロージャーに装着すると30Hz台を十分再生します。また、ムービングマス(駆動重量)が4グラム台と言うAlpair/Pluvia7並の軽量さです。であれば、繊細感と低音楽器の基音や箱なりの再生までユニット1本で再生可能と言うことです。

FS :44.3 Hz
VAS: 26.14 L
QES :0.42
dBSPL :89.36
MMS :4.97 g
MMD :4.52 g
RE :6.8Ω
QTS :0.36
PWR :40Watts(Nom)
X max :7㎜ (1 Way)

早速ユニットの試聴です。Alpair7MS用のエンクロージャーの試作機の開口をルーターで無理やり広げてテストです。Vasが26Ltrに対して9ltr容積で、また、この程度の木ねじではバッフルが実際は密着しないのでこの写真の後に播金で締め付けて試聴です。素性の良さを十分に感じられ、音質的には明るく開放的な音質です。ちょうどアルバイトに来てもらっている某大学オーディオ研究会のS君が、『これいいですね、ちゃんとエンクロージャーを作って見たいですね』という事で近々専用のエンクロージャーを作って、コイズミ無線で試聴できる様になります。また、右側のオークのトールボーイに装着されたCHR120 コイズミ無線で試聴できますのでお時間のある方は是非お出かけ下さい

CHR90のコーン加工がコロナの影響で職人が不足していて遅れています。工場にある在庫は全部仕入れましたが沢山ではありません。万が一欠品になった場合は1か月程お待ちください。


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