Alpair5v3 Rectanglar レクタングラーモデルその2 

そしてもう一つのレクタングルモデルです。
Alpair5v2はその軽く繊細な駆動部で沢山のファンを魅了してきました。

ただ私としては学生時代のバンドの相棒からのメッセージ、『すごくいいんだけど、ピアノ右手と左手の音色が違う気がする。』これがずっと心に引っ掛かっていました。

そこで昨年の10月MAOPに使用しているレクタングルボイスコイルを装着した試作品を日本に送ってもらい、先ずはファンの皆さんに聴いてもらおうとコイズミ無線のイベントに黙って持ち込んでご来場の皆さんに聴いてもらいました。その感想です。
第一声『これ売ってもらえますか?』『私はAlpair5v2を日頃使っていますが、これ良いですね。いくらですか?私は買います』

誇張なしでもう最高のレスポンスです。
私の立場での課題は高価なコイルをどう処理するかですが、今回はグラスファイバーフレームの変更を意識的にしませんでした。Alpair5のフレームの金型はかなり年季が入っていて、そのうちに限界がきそうですがまだまだ使えます。そこで社内のマーケティング担当マネージャーに交渉しました。『もうか金型代は償却しているんだから、今回の売値には減価償却無しでいけるよね! 入れないでよ❢❢❢』と言う訳で結果的にほとんど変わらない販売価格を保つ事が出来ました。

お勧めです。

T/Sパラメータ

  • Revc=3.40 Ohm
  • FS=94.54 Hz
  • Sd=28  cm
  • Vas=1.78 Ltr
  • Cms=1.60mm/N
  • Mmd= 1.85 g
  • Mms= 1.93 g
  • BL=2.49 T×m
  • Qms=2.30
  • Qes=0.64
  • Qts=0.50
  • L1kHz= 0.04 mH
  • L10kHz= 0.017 mH
  • No=0.21%
  • SPLo=85.45dB
  • Xmax(1way)3.5-mm
  • Max power handling = 10W (nom)