小さな宝石 Miniwatt N3

このアンプの設計者はDerekというMarkaudioと長い付き合いのエンジニアです。もともとD/Aコンバーターで質の良い製品を出していたので、ニューモデルの試作品が出来たらまわして!とたのんでありました。  

ある日『ハイ ノリオ、新製品が出来たんだけど聴いてくれない! 明日おくるから』 と電話がきました。  

そのアンプがこれです。何だ随分小洒落た真空管アンプじゃないか(この時点では・・・・まだ音を信じていない)。 何か仕上げの質感がもの凄く高く、カッコイイではないですか。  

ちょうど、デスクトップのアンプを求めていたので早速Leanaudioさん直伝のFilieve audioをインストールしたPCを使ってテスト開始です。 これは・・・Alpair6M+Linfofさんが相性抜群で、それが今はそのまま自宅の寝室に移動してレギュラーの座を獲得しています。 EL84を出力管に3.5Wの出力ですが、その歪感の低さ、音質の高級感はは驚くべきものです。元来Markaudioのドライバーは歪感の低さが特徴ですので、このアンプの質のよさが良くわかります。特にAlpair6Mとの相性は期待以上でした。
加えて40wまでサポートする新しいスイッチング電源を内臓していますので、この手のアンプによくある100hz以下がもやもやする様なアンプとは全く別の次元です。  

 それにこの後姿のプロポーションが背中美人でしょ。美しさも重要な要素です。 

昨年の真空管ショウ、ハイエンドショウでどちらも音を歪ませて鳴らしているショウルームがありました。多分インピーダンスアンマッチがかなり影響していると想像しているのですが、Miniwatt N3は出力トランスの後ろに整然と4~8オーム出力インピーダンスのアウトプットにスピーカーケーブルをつなげながら、『日本のショウってどうなってるのだろう?』なんてつい思ってしまいます。  

先週末もこれでレッドガーランドを聞いていて、あまりの音の大きさに廻りの住民の苦情が気になり、ボリュームを下げにベッドからでたりして寝るタイミングを失ってしまいました。ひずみ間がないとつい音を大きくしてしまいます。  

今、日本での発売の準備を進めています。 Miniwattからもネット販売していますが、同じ料金では日本への直送をとりあえずは開始します。 ご興味のある方は、info@fidelitatem-sound.com までお問い合わせ下さい。 

Technical specifications
Tubes : Driver – TungSol 12AX7
Tubes : Power – Sovtek EL84 (Matched Pair)
Power Output: 3.5W+3.5W @ 8 ohms
Frequency Response: 30-40Khz (+-1db)
Input Sensitivity: 500mV
Signal-to-Noise Ratio: -80dB / 3.5W
Residual Noise < 1mVac
Input AC Voltage: 100-250Vac
Power Consumption: 38W
Input Impedance: 50K ohms
Output Impedance: 8/6/4 ohms (Japan Z11-EI48*24 Output Transformers)
Dimensions: 130mm (w) x 130mm (d) x 130mm (h)
Weight: 2.6kg
Input: RCA Jacks
Output: Banana Jacks
AC: Standard IEC Jack with Fuse protection (2A Fuse) 
英語が堪能な方、下のレビューを楽しんでください。  

http://www.digitalaudioreview.net.au/index.php/audio-reviews/amplifier-reviews/item/96-miniwatt-n3-integrated-tube-amplifier  

http://www.tonepublications.com/review/miniwatts-latest-the-n3/  

http://www.tnt-audio.com/ampli/miniwatt_n3_e.html