MAOPの弟分新登場 ”Alpair7v3MAOP”
Alpair 7v3MAOPの試作はしばらく前から行われていましたが、並行してDuo60の開発が進行していたため、Alpair7v3MAOPの製造/販売対応が後回しになってしまいました。
先日シリアル番号2番のロットを組み込んで試聴を始めましたのでご報告です。
Alpair7v3MAOPは現在工場に120枚あまりしかコーンがありません。Alpair10v2MAOPの2ndロットのコーン発注の時同時に電解液に潜り込ませた120枚です。
Duo60の製造やユニットの調整でMarkaudioが時間を費やしなかなかT/Sパラメータと周波数特性が送られて来なかったため、皆さんにブログの開示ができずにいましたが、ようやく発表です。
顔は御覧の通りの純白MAOPです。
先日の最初の鳴らしはじめは、相変わらず『ん?』と言う音です。CD2~3枚でどんどんに音が変わっていくのが明らかに解ります。ここは欠点ですね。お願いですから、どのMarkaudioユニットも絶対にすぐ手放さないで下さい。お仕事でもゲームでもしながらしばらく聞いていて下さいある時から『おっ!なんだこのリアルな音は』とあなたの耳が反応しますから。
白いフレームカバーと黒いフレームカバーの2種類が付いています。お好きな方をお選び下さい。
ペアマッチのAlpair7v3MAOP
T/Sパラメータ-
右の写真はDuo70プロトタイプとの2ショットです。
先ほど倉庫からSTBP35を1ペア取ってきました。これから背面のバスレフとのダブルポートも含めてチューニングです。
結果のレポートはまた次週にでも。
なぜポートをそんなにこだるかと言いますと、先週無線と実験誌の新製品紹介の準備をしていて、アンプのダンピングファクターにスピーカーのバランスが強烈に影響する事が測定の結果で実証されました。
例えば、DF=3近辺のアンプと、DF=100 のアンプでは、100Hz‐200Hz近辺で5dBの違いが出ます(実際はスピーカーユニットのインピーダンスカーブとの兼ねあわせです)。
その時のバスレフポートのチューニング本数は2本(60cm)ぐらい平気で違ってくることが目の前で実証されたのです。
5dBの幅のある種々のアンプへのチュ‐ニングを併せてテストして見ようと言うことになったのです。
今までの製品はたぶんソリッドステートのDFの高めに調整しているのではと想定されます。
Markの所有するアンプも来週は持ってくると言っていますので、結構面白いテストができると思います。
可変バスレフを提案して良かったと心から思っています。STBPシリーズもそれなりに言い分があるポートなのでこれも改めて紹介したいと思います。
きょうからしばらく六角レンチが私のお友達です。
結果をお楽しみに。発売は3月末を予定しています。Alpair10v2MAOPまだコーンのストックがあるので限定とはいえ将来の生産は可能ですが、Alpairv37MAOPはコーンの電解溶液内の結晶化をメーカーが決めない限り再生産が難しく、次のロット生産はしばらく実現しません。
その辺はご理解をお願いします。