Duo60 の最終QCに工場に出かけてきました

11月中に発売開始予定でしたDuo60ですが、尖閣を都が買うの国が買うのとかの他人の迷惑を顧みない人の余波で1ヵ月ちょっと遅れてしましました。
ようやく来週には日本へ輸送のはこびとなりました。

今日はその最終QCのアテンドに工場を訪問しました。今回は珍しく私1人です。相棒のMarkは中国ビザが切れて中国に入れず香港で悶々としています。手に入れたHondaは2度のスピード違反で他人のもとに手放してしまったし。

 

 

先ずは左の写真を見て下さい! どうです美しいではありませんか、本当にカッコイイでしょう。 カラーリングがほぼ理想的で非常に綺麗な仕上がりです。
艶消しガングレーの塗装にAlpairのGold が映えていますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これはQC待ちのピアノ塗装ですが、最近ではポリウレタン塗装でもピアノフィニッシュと表現するメーカーが随分増えましたが、Duoは何重にも重ね塗りした本物のピアノフィニッシュです(PE)
天井のスプリンクラーのパイプが鏡のように映っています

 

 

 

 

 

 

 製品ロットではバスレフポートは鬼眼ナットでのスクリュー固定ですので、何度でもフロント/バックへの変更が可能です。
Mark Fenlonがこのモデルのために、過入力保護装置(Arrester)を新開発し、結果殆どのAlpairシリーズにも装備する様になりました。そしてTweeterも、バスレフポートも全部Mark Fenlonデザインです。こうやって眺めると非常にラディカルなMarkのスピリットとCoolな谷口さんのコンビは非常に良い結果が生まれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 最終アッセンブリーはベテランの登場です。MAOPの組み立てもこのおふた方とEvanが丁寧に組み上げています。手前が製造責任の北川さん。向こうに見えるのがDuo60の生みの親、谷口さん。
すべて日本人がオーディオの世界をリードしていた時代にいやというほどオーディオの製造を経験したベテランが自ら組み上げます。

 

 

 

 

 

 

北川さんはメープルの白木仕上げが本当に気に入っている様です。
『私ら日本人の感覚からするとこの白木の色とこのデザイン、ユニットの色。何とも言えないすばらしいバランスなんだよね。』

ちなみにMarkは私どもの試聴室から自宅に帰る時、『Norio!やっぱりなんといってもこのブラックだよ。This is the fabulous! I like it! じゃあまた。』といって帰っていきます。

このブログはJesse Davisの渋々のAlto Saxを聞きながらPCにむかっています、イメージはサックスのリードかペットのマウスピースのブローの大写しがDuoのこの繊細感と力強さのイメージだな。と思いながら・・・Luis Nashiのシンバルの輪郭が綺麗に再生されます。 みなさん絶対に質の良い装置で聞いて下さい。 
正月には日本に到着します。

ところで北川さんとの会話は続きがありました。実は、

北川さん 『それでこの価格で販売すからね!』
私 『北川さん。 でもそうやって高い値段をつけてどれだけオーディオメーカーが失敗してきたか。これでいいんですよ』 

一度必ずきいてみてくださいね

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