King of Blues at the Regal

 

ピアニストの続きをやろうと思ったら、ハチマルさんがBBking聴いていてる・・・・・・ときたので・・・ちょっと横道にそれてブルースをやります。

 

at the regal

 10月に、日本に帰ったときに息子にツタヤと言うレンタルCD屋さんにつき合わされたら、偶然ずっと欲しかったアルバム Live at Regal  を見つけて久しぶりに血圧が180位に上がりました。『ウォー見つけた~!』って感じ解ってもらえますよね。でもなんと言っても貸しCDでお店で買えなかったので注文だけして香港にかえってきました。 先週日本から送られてきた小包に入浴剤と『Bluesの真実』のCDと一緒にこれが入っていたのです。嬉しい~!

私のブルースの原点はこのアルバムです。色々なブルース系ロックミュージシャンもこのアルバムをコピーした人は数限り無いと思います。ですから、もちろんご存知の方も多いと思いますが、良いものを紹介すると言う意味で絶対はずせないアルバムです。アルバムを忘れましたがLiveアルバムででエリッククラプトンは3連ブルースのフレーズはこのCDの中からいっぱいコピーして弾いています。これは世界のブルースギタリストの旧約聖書です。ね

64年シカゴの黒人街にあるコンサートホールでのライブですが、何だかホール中熱狂で異様な雰囲気になっています。実はこのAt the regal を恥ずかしながら私は刑務所でのコンサートとずっと勘違いしていました(別にあります)。聴いて頂くと解りますが、熱狂の仕方が本当に異常なんですね。そのため、『普段虐げられている刑務所の中だからな・・・』とかってに思い込んで疑わなかったのです。

< 私のところに送られてきたジャケット >

regal それくらいの雰囲気中での演奏ですから、体の芯からマグマが湧き上がってくるような気持ちにさせられます。特にSweet little angel から Please love me ・・・ずっと連続して繰り広げられるアドリブの良さはもう The BB、This is the slow  Blues というアルバムです♪Love me baby~♪と歌うBBの歌声は簡単には消えませんよ。またパブロフ現象をおこします。(先日のSam Jonesでもこのパブロフを出しましたが、心に響かない演奏はこの現象がおきないでですね) 私の昔聞いたブルースのルーツの話は(事実は定かではありませんが)、 アフリカから誘拐され奴隷船でてアメリカに送られた黒人の人たちは、主に南部の綿畑で厳しい労働と表現できないような仕打ちを受けながら、昼のつらい思いを夜にもなれば皆で集まって心を癒すために弾いた音楽がブルースのルーツとなったと聞いています。確かにキーがMajorであってもブルースのスケールはブルーノートと言ってマイナースケールに近いもので、やっぱりどこか暗い(ブルー)な部分があるのも理解ができます。でも実際に演奏しているととても楽しくウキウキしてくる。つらい時の麻薬みないな所があります。これってこのブルースのルーツの話の証明の様に私は思っています。

 とにかく素晴らしいアルバムですから、3連 Bluesが好きな方は絶対聞いてください。出来れば解像力が自慢のAlpairシリーズで左手でねじり出すLucilleのわななく音に感動してください。

 BBが弾いているのはGibsonの335と言うセミアコがの特注品の様なのですが、本当に良く鳴らしています。・・・・それで思い出しました。 BBのチョーキングは普通の人と逆で上から下に弦を引き下げてチョーキングします。一度注意して演奏中の左手を見てください。どうでも良い事ですが、いったいロンカーの左手と言い、BBの左手と言い黒人の筋肉ってどうなってのでしょう。アジアの体力では100m送と一緒で絶対追いつけないかも。

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